Grey In L.A.

■11月11日 (sun)「nadiff bis presents Ensemble of Rests#4」at せんだいメディアテークオープンスクエア
adv.3000yen/door.3500yen(チケット枚数限定)
14:00 open/15:00 live start
出演:GUTEVOLKLullatone/yumbo & tenniscoats/aaraki (DJ)/TDSGK (DJ)/monogram (VJ)
チケット取扱店(9月10日発売)
ローソンチケット Lコード 23663 nadiff bis(仙台メディアテーク1階)022−265−7571 HMV仙台一番町店 022-213-0321 火星の庭  022-716-5335 GANJABHANGAH 022-722-3727 store15nov  022-221-5763 ミュージック昭和(山形) 023-641-2923 action time vision(盛岡) 019-651-5485

次の日曜日です!

世の中、何でもプレミアムプレミアム言って値段上げりゃあ良いってもんじゃないんだぜ!とビールコーナーやらセヴンイレヴンのアイスクリームコーナーやらを覗き込んでは100万シャウトする33歳の秋。

Loudon Wainwright IIIの「Strange Weirdos」を聴く。何でも「Koncked Up」という映画用のスコアにヴォーカルが入っているヴァージョンらしい。私はこの方に関しては、Rufus Wainwrightのお父さん、とか髭の人、とかいう印象しかなく、まともにアルバムを聴くのは初めてなのであるが、Joe HenryのアルバムCiviliansに参加していたし、何よりそのアルバムと同じ面子マイナスBill Frisell、というかMary GauthierのアルバムBetween Daylight and Darkと同じ面子で作られたこの新作を聴かないわけにはいかないではないか。しかもやっぱりVan Dyke Parksはいるし、Richard Thompsonはいるし、という面子的にも全く問題ないわけだし。ということで聴いているのだが、何だこの若々しいヴォーカルは!息子よりも声が何か若々しく、濃くはないが、とても伸びやかである。息子がどんどん濃い方向に爆走していっているのに対して、こちらの作品は実に風通しの良い、凄くバランスの取れた渋く、しかしメロディが上記2作品と比しても格段に親しみやすく実に聴きやすい、というかこういうアメリカンロック、含カントリー風味、というか洒落た言い方をすれば、若干オールドタイミー?みたいな音楽には間違いなく百発百中でやられてしまう私としてはマストな作品なのである。何か声も含めて実にRyan Adamsに近い、という印象を受けたのだが、それは思いっきり間違いであろうか。初めて聴いたのに、何だかいきなりホッとできるそんな稀有な作品である。