Lilac Land

昨夜のAOBA NU NOISEにお越しの皆様、どうもありがとうございました。昨夜は、そうですね、やり過ぎでしたかね・・・。

で、

■11月11日 (sun)「nadiff bis presents Ensemble of Rests#4」at せんだいメディアテークオープンスクエア
adv.3000yen/door.3500yen(チケット枚数限定)
14:00 open/15:00 live start
出演:GUTEVOLKLullatone/yumbo & tenniscoats/aaraki (DJ)/TDSGK (DJ)/monogram (VJ)
チケット取扱店(9月10日発売)
ローソンチケット Lコード 23663 nadiff bis(仙台メディアテーク1階)022−265−7571 HMV仙台一番町店 022-213-0321 火星の庭  022-716-5335 GANJABHANGAH 022-722-3727 store15nov  022-221-5763 ミュージック昭和(山形) 023-641-2923 action time vision(盛岡) 019-651-5485

よろしくです!

今日メールボックスを開いたら「Shop early for Christmas」というメールがUKのAmazonから来ていたのだった。「お前は一体どこから買い物してるんだ」という声も挙がりそうであるが、これは過去に1回だけ、元LoopのRobert HampsonがやってるMainのアルバムを購入した時に登録してしまったから来たのであった。しかも実はそのアルバム自体は買いなおし、という。

まあ、それは良い。しかしふと、おやもうクリスマスの季節も近いのか、今年も終わりだなあ、という気分になってなんだか本当に今年が終わってしまった気分になってしまうから不思議だ。早かったですねえ今年も。来年もよろしく!みたいな。

しかしまだ実は10月で、確かに2ヶ月程度しか今年は残っていないのであるが、まだ2ヶ月はあるのだ。あと2ヶ月をいかに生き延びるかサヴァイヴするか(単に英訳しただけなのだが、なんか語呂が良いから思わずつなげた)、それがまた問題である。早いとこ振り返りたいものなのだが。

でも、そうした時の流れの早さをPCのメールで、しかもイギリスからのメールで感じるようになる、とは昔の自分からは考えられないことだのう、とふと思ったりした。技術の進歩は日進月歩であるが、果たしてそれに対して人間の進歩はどうなのであろうか。そのような技術の進歩を当たり前のものとして使うことには大分長けてきたように思えるが、何だか大事なところで、もともと人間が在った状態から退化してしまっているようにも感じられたりもするのだが、そんなこと私が言わなくても誰かもっと偉い人が偉い感じで言ってくれるだろうから、ここで触れるまでもない。ただ、どうにも最近、近視眼的な、若しくは「木を見て森を見ず」的なことばっかりがあっちでもこっちでも、ここでもそこでもあって、何だか納得行かないことが多々あるように思える。もしかしたら、だから変に自分を見つめすぎて、逆に元気ないような、不健康な、そして自然であろうとするあまりに不自然な方向に突っ走りまくっているような人が多いのだろうか。それはこの時代の産物なのかも知れない。

今日は話の逸脱が甚だしくて申し訳ないような気もするが、別に今に始まったことではないように思ったりするから別に良いのか。Damon And Naomiの「Within These Walls」を聴く。Damon And Naomiのアルバムでがっかりさせられたことは今の今まで一度もない。基本線が変わることは決してないのに、実は毎回毎回新しい発見に満ち溢れていて、それがとても心地よいものであるから、最早Robert Wyattとかそれ級の存在になりつつあるように思える、って物凄い傲慢な書き方をしてしまって気恥ずかしい。でもそれくらいテンションが上がるのもこの新作を前にしては無理ないと思う。音的には、かつてない程に内省的になっているように感じられるが、その中での突き詰め方が半端ない。ここまで美しいメロディを揃えるのか、と驚かざるを得ないほどのソングライティングに、実に控えめながらも栗原道夫のゆらぐギターやらストリングスやらを配した丁寧なアレンジで、相当濃い作品である。でも息苦しくなることは決してなく、また奇を衒うこともなく、風通しよく仕上げているところも、何か似合わない呼び方だけれどもベテランのなせる技なのだろうか。そしてNaomiさんとDamonさんのヴォーカルもどんどん味のある感じになってきているのもなんか嬉しい。あんなに私Galaxie 500が大好きで寝ても覚めても、という感じで聴きまくった日々もあったというのに、もうD&Nがあれば良いかな、という気持ちになってしまった。そんな(自分としては)とても恐ろしい気持ちにさせられたりもする、大傑作。