Indian Summer

もう今週だ!!

Harlem Shuffle Vol. 3 2007.1.12.(Fri) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,500 ( 1 Drink )
〜 「トリプル・トラベル・ツアーズ2007」〜スウェーデン〜韓国と遠回りしていよいよこの冬、東北上陸で〜す 〜

●Guest DJs●
高橋孝博(HALFBY)、森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)、 松野光紀FREDO)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft:: http://www.clubshaft.com/
SECOND ROYAL RECORDS:: http://www.secondroyal.com/

よろしくです!!次の日の盛岡もよろしくです。

夜更かしが好きな子供は大人になっても夜更かしが好き、という話を聞いたことがある。三つ子の魂百まで、ということなのだろうか。

かく言う私は子供の頃は夜更かしなぞほとんどしたことがなく、超早寝の餓鬼だったらしい。確かに小学生になっても級友達の夜のテレビの話題について行けなかった記憶がある。

しかし今や大人になった私は夜更かしが大好きである。明日が休み、とかなるともうダラダラと、とくに何もすることがないにも関わらず起きている、というか起きていようとするものである。そう、ここで何故「起きていようと」という表現を用いたかというと、夜更かしする気満々なのに眠くて気がつくとぐったり寝ている、ということが多いのである。心では夜更かしを激しく欲しているのに身体がついてこない、というか。

思えば昔からあまり夜に強い方ではなかったなあ、と思い出す。心と身体が別々な行動をするわけである。やはりこれはもし私が幼き頃から夜更かしをしていたならば、心も身体も同じ歯車で回って最強の夜更かし王が誕生していたのかも知れないなあ、と考えると長年の修練って大事だなー、とか色々思うものである。しかし冷静に考えれば、別に夜更かし能力を高めたところでさして役に立つものではないような気がしてきた。まあ、役に立ちはしないかも知れないが、それに付随して眠気を抑える技が会得できるのであれば、それはとても素晴らしいことなのかも知れない。

と何故このようなことを書いているかと言うと、単に毎日午後になると激烈に眠くなってしまうのを何とかしたい、と願っているからである。流石子供の頃昼寝をがっつりしても夜やっぱりがっつり眠っていた私だけあって、こんなところで三つ子の魂百まで、なのだなあ。

ところで私の盟友の愛息は、私が11時くらいに電話をかけると後ろでシャウトなぞしていたり、挙句の果てには最近はSwell MapsやらAlternative TVやらを聴いてモッシュやらポゴダンスやらをしてしまう2歳児に成長してしまっているようで、まず音楽の趣味的に間違いなさ過ぎるし、何より夜更かしに関して実に頼もしいではないか。私は彼の先には輝かしい、少なくとも眠気には強い未来が待っていると確信してやまない。流石父親が延々The Undertonesをかけて教育しただけあるものだなあ、と感心する次第である、本気で。

と書いているうちに眠くなってきているのだがこれは単にボケているのだろうか。その可能性も否定はできないが、The Dream Academyの「Remembrance Days」を聴く。87年のセカンドである。彼らと言えばファーストシングル「Life In A Northern Town」の特大ヒットの印象が強すぎて「一発屋」のレッテルがいまだに拭えずにいるように感じるが、実はその後の作品も超充実の傑作なのである、って全部で3枚しかリリースしてないけれども。このセカンドもファーストでのオーケストレーションバリバリの作りからするとずっとシンプルな作品であるが、その分素直なメロディの良さとか繊細なニュアンスの陰影に耳が行く。まずヴォーカルのNickの声質が繊細、というか弱っちいのでその声中心に作り上げて行ったんだろうなあ、と容易に窺える音楽なのである。意外にDanny Wilsonとかの所謂ネオアコ、と括られるジャンル内でもかなりAORに寄っているような、そういうグループとの類似性が感じられて面白い。この後打ち込みまで大幅に導入していったりした彼らであるが、実はこのバンドの本質というものが一番良く出ていたのがこのセカンドと言えるのかも知れない。しかもどこか浮世離れした、変に夢見心地な感触も不思議である。本当に良いグループだったなあ、と今更ながらしみじみ思う。