Bridges And Balloons

Harlem Shuffle Vol.2 2006.12.1.(Fri)@Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

●Guest DJ●
鳥井本英樹(SINDBAD)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft::  http://www.clubshaft.com/
HIGHCONTRAST::  http://www.vividsound.co.jp/highcontrast/

よろしくです!

そういえば宇宙人っているのかなあ、とふと夜空を見ながら考えたのであった。この頃星が綺麗でねえ、こう、ついついぼんやりと夜空を見上げてしまうのである。

私は基本的に目に見えるもの、もしくは自分が感じられるものしか信じないので(実は単にお化けとかそういう霊系が怖いのでそう考えるようにしている、という説もある)宇宙人なんてさー、という感じなのであるが、思えば人間だってかなり不思議な存在であるわけだから、その延長で考えると宇宙人がいたっておかしくないのかもなあ、と思い始めたりしたのである。

あんまりこの考えを深めていくと、全国で講演会開いたり、何か宗教始めちゃいそうであるが、まあ、そこまでは到達しないであろう、私の場合。ただ、もしも宇宙人というものがいたら、そいつらから見れば私たち人間も充分に宇宙人なわけであるから、ちょっと視点を変えたらいてもおかしくないのではないだろうか、という気にならないかね。

こればっかりはいつ存在がはっきりするか、とかは全然わからないことである。それまでは我々は宇宙人を見ることも知ることもできないわけである。それでも「宇宙人みたいな人」というのは世の中存在するのだなあ、と今日ははっきりと認識できた日であった。しかしその表現は、我々の理解の範囲を超えた人、という意味に於いて全く正しいなあ、と深く感じ入った次第である。

Joanna Newsomの「The Milk-Eyed Mender」を聴く。新作も出てますがファーストである。ハープ(あの馬鹿でかい奴)と言えばZeena Parkinsだよね!というこの世の中で(そうでもないか)、彗星の如く登場した、ハープを弾き語る可愛い女子、というだけでも衝撃であるが、音楽がまた衝撃なのである。こんなにも深い音の出る楽器だったのか、ハープって・・・、と目から鱗が落ちること必至である。まずその音の響きが長く持続するところが感動的である。低音も高音もどの音も美しく、このアルバムで同様に使われているピアノやらと比較しても何ら遜色がないのは当然としても、その深みが段違いである。加えてJoanna嬢のヴォーカルにも驚かされる。この音でVashti Bunyanみたいな感じだったらずっぱまり過ぎるのだが、なかなか一筋縄ではいかない声の持ち主で、そうだなあ、Kate BushとSinnead O'connerとShallow(覚えてますか・・・?)の女性ヴォーカルを混ぜたような、可愛らしいんだけれども、ちょっと張り上げるとドスが効いて、それでも全体としては若干舌っ足らずなところにくすぐられるような萌え声である(我ながら最悪の表現だ・・・)。ということで結構聴いているのであるが、上記のような魅力は勿論ながら、やはり何よりも曲が凄く良いのである、ということに気づかされる。フォーク、と言えば確かにアパラチアン・フォークのような曲もあるしそうなのかも知れないが、やっぱり何にも似ていない音楽になっているのである。ちょっと凄い。