NYC Sunshine

Harlem Shuffle Vol.2 2006.12.1.(Fri)@Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,000 ( 1 Drink )

●Guest DJ●
鳥井本英樹(SINDBAD)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft::  http://www.clubshaft.com/
HIGHCONTRAST::  http://www.vividsound.co.jp/highcontrast/

よろしくです!1ヵ月切りました。

以前から虫に刺されて足がどうこう、という話はしているわけであるが、相変わらず痒い。薬塗ってるのに痒い。別に普通にしていれば結構普通の状態なのであるが、ちょっと何かに触れたり擦れたりすると、もう絶望的に痒くなる。

そしてそれだけならば良いのに、周辺の関係ない部分まで痒くなったり、なぜか頭まで痒くなったりしてきて一体どういうことなんだ、という状態である。腕まで痒いし。

そう、痛い、ということも辛いことではあろうが、痒い、というほうが辛い、というか世界一辛いことである。痛みに耐えれば「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」とか、バカにも分かるくらい簡単な表現で、バカな奴が誉めてくれるから良いけど、「痒みに耐えて〜」などとは、あんなバカな奴でさえ誉めてはくれない。

そしてまた、まあ、痛いのもそうではあるが、痒いのは我慢しなければならないのである。その我慢だけでも大層辛いのに、我慢しきれずに掻いてしまえば、掻いては駄目だ、とかと責められたりするのである。何でこんなに辛い思いしているのに、更に周囲から責められなければならないのか。また、痒い、とか言っていると不潔にしているから、とあらぬ誤解を受けたりもする。毎日毎日清潔を心がけているというのに!痒いだけでも辛いのに、痛いということに比べて周囲の目が厳しかったりするのが、痒い、ということの苦痛を更に増幅させているのである。パワーハラスメントでもセクシャルハラスメントでもなく、これはイッチハラスメント、と名づけられるべき類のものである。訴えても良いのではないか、これは。

と何か身体がどっかおかしいと途端に卑屈になる私である。っつーか痒いなー、とか言いつつもう11月になっているのもまた空しいものである。

Lloyd Coleの「Anti Depressant」を聴く。超待望の新作である。前作「Music In A Foreign Language」も結構地味な作風ながら、当然の傑作であった。そして今回もまたやはり傑作なのである。気づけば、The Commotions時代から傑作ではないアルバムなど1枚も出していないはずである(←単なるファン心理丸出し)。The CommotionsのNeil Clarkとほぼ2人(バックヴォーカルにはThe Negativesを始め、色々参加しているけど)で作ったアルバムである。まあ、地味といえば地味ではあるが、前作ほどレイドバックはしていない。ちょっとビート感は強めである。そしてこれまた珠玉のメロディがこれでもかこれでもか、と畳み掛けてくるからもう昇天以外の何者でもない音楽なのである。ソロの最初のうちのパワフルなバンドサウンドもたまに恋しくなったりもするのであるが、彼は自分の声と曲を活かす方法を良く知っているのである。だから今のようにシンプルなバッキングの作風になっても、決して「何かが足りない」とこちらに感じさせることはないのである。今の時代、何かきらびやかな+αがないと話題にはなりにくいものであるが、こういうアルバムがしっかりと作られてリリースされている、ということだけでも凄く嬉しくなってしまうような、思わず微笑みがこぼれるアルバム。