Clapping Music Variations

今日2つ目。

3月25日(土)にL'enferで「永久音楽激情Vol. 3」開催決定!詳細はまた後日。このイヴェントをやるために毎年生きてます。と言っても過言ですが、それくらいの意気込みで。

↑詳細ももうすぐ。来たれ、万国の労働者!

さて自分の長所・短所、などというものは、まあ色々なものに記す機会があるかとは思うのだが、なかなか自分で完全に把握することは難しいものである。

と断定はしてみたものの、これはもしかしたら私だけなのかも知れない、と不安になってきた。まあ、そういう人もいる、ということで話を進めて行きたいところである。

私はいつも何が長所で何が短所かわからないままにこうして生きてきたわけである。何かに書かねばならぬときもかなり曖昧に、適当に書いたくらいにして。

しかし今、私は自らの短所は強烈に自覚している。それは「歯止めが効かぬこと」である。

何気なく1人で缶ビール(500ml)を飲み始めたのであるが、1本飲み終えたところでもうどうにも火が着いて止めようもなく、今しがたコンビニに駆けていって買った2本目も飲み終えたところである。

しかしまだどうにも火が収まらぬ。否、火、ますます勢いを増し、という状態である。そこではた、と気がついたのである。これが私の短所ではないかと。

まあ、酒に限ったことではないのは明らかではあるが、これからは余裕を持って何かに記さねばならぬ時には「短所:歯止めが効かないところ」と書こうではないか。

はて、長所は・・・。Glenn Kotcheの「Mobile」を聴く。Wilcoのドラマーのソロアルバムである。これがまた、渋い。ドラマーだけあってパーカッションのみで構成されたアルバムである。というと単なるドカドカいってるだけの音楽か、と思うのだがそんなことはない。ネタとしてSteve Reichやらインドネシアの音楽やらアフリカの音楽やら多種多様な音楽をがっつりと飲み込んで完成されているのであった。ヴィブラフォンなどの鍵盤楽器も使用しているが故に曲としても親しみやすいものもあり、この方の表現の多彩さに舌を巻くばかりである。ミニマルなフレーズの反復ものからエレクトロニクスを用いたテクノ(と言っても良いのだろうか)的な曲、ポリリズムが複雑に絡み合う曲まで全て1人で作り上げてしまった彼の才能の爆発を感じられる傑作。なるほどWilcoがどんどん変化、というか進化、というか深化を遂げていったのには彼も大きく一役買っているのだなあ、と改めて感じさせられる。