Living Proof

最近睡眠ネタで大いに賑わっている(?)Nag3だが、今日は休みだったということもあって意外に爽快である。仕事が駄目なのか!?

それはそれとして。レコード屋の近くにプリン屋がある、というのは大抵の方々にとっては別に何ら問題はないと思うのだが、私にとっては大問題なのである。

レコード買って出てくると、目に入る「自家製プリン」の文字。何かこんなにレコード買っているにも関わらずちょっとどこかいつも後ろめたい私としては、何かせいぜい「罪滅ぼし」的なお土産、なニュアンスでついつい買い求めてしまうのであった。

これはまあ偶然なのだろうけれども、こういう(レコード屋出てすぐの)ところにプリン屋がある、というのは大いに精神的に揺さぶられる出来事なのである。多分共感は得られないとは思うのだが、何と言うか、私の中の鬼と仏がそこで上手く折り合いをつけてしまうような、そういう、ニュアンスは異なるが鳥居のような働きをそのプリン屋は果たしているのではないか。

今日も後でプリンを食べようと思う。Cat Powerの「The Greatest」を聴く。以前から予告していたようにCat Power強化月間を締めくくるべく前作と共に購入したのであった。前作も良いが、今作は大傑作ではないか!?メンフィス録音でも彼女の音楽性には影響はなく、みたいなことが大抵のレヴューで書いてあるのだけれども、否、影響あるだろう。ホーンセクションも良い感じにフィーチャーされて、全体的に本当にふくよかな、ゆったりとした感じになっている。これまでのアルバムではどこかビシビシと張り詰めたようなところがあったのだけれども、今作は緊張感はそのままに更にスケールがでかくなっていて感動する。大体にCat Power聴いてソウルフルだなー、と思う日が来るとはSmells Likeからのリリースを聴いていた頃には想像もつかなかった次第である。あと、良く「ダーク」と形容されるけれども、決してダークじゃないと思うのだがなあ。とにかくちょっとこのアルバムにはビックリさせられたのである。愛聴中。