Movement

「角五郎即興研究会兼IGLOO忘年会2005スペシャル」

2005年12月16日(金)
於・青年文化センター練習室1(地下鉄旭ヶ丘徒歩1分)
18:00開場/18:30開演
観覧希望者の方の参加費 \1000
出演:
菊(猿木土真通/ちだ原人/ガンベによるパンク・バンド)
recol(神田雄飛/井上英司/大月俊二によるnewバンド)
ホモーン(庄司真吾/佐藤良介による無気味なユニット)
ゆきんこ(澁谷浩次/濱田多聞/山路智恵子による感傷的な演奏)
yumbo(朝倉美幸/大野綾子/工藤夏海/澁谷浩次/山路智恵子/渡邊哲雄による今年の締めくくり的演奏)
できないことはなんてかっこわるいんだろう(高橋誠/tdsgkによる模範演技)
ロッコズ(濱田多聞/渡邊哲雄/朝倉美幸による孤高の世界)
角五郎即興研究会(澁谷浩次ほか全出演者による作曲界と即興界の戦いとその止揚

今日です!

タートルネックセーターというものがある。我が家でも実家でも通称とっくりセーター、という奴である。この寒い冬の季節、首が隠れるこのセーターは色々な場面で活躍するに違いない。

と書いておいて何だが、私はいまいちこのとっくりセーターが好きではない、というか首を締め付けるような服はちょっと苦手である。世の中には襟が苦手で、シャツとかの場合襟を全部切り落としてしまうような、そういう方もいらっしゃるようで、それは強烈だなあ、と思うというか、病気の一種らしいのだが、そういうのに比べればまず可愛いものだ、と自分では思う。

たぶん私は首が太い。この大きな頭を支えるために多分生物として進化した結果であろうが、首が太い。そしてそれほど長くない。以上のような理由からとっくりセーター、若しくは詰襟の学ランとか、そういうものが苦手になっていったのであろう。

シャツのボタンを一番上まで締めてネクタイをする、というのも同様の理由から苦手である。これはなかなか社会人として難しいものではあるが、そういう人間になってしまっているのだから仕方がない。

ということでちょっととっくりセーターは敬遠していたのだが、昨年から着るようにしてみた。まだまだまだまだまだまだまだ違和感が首の辺りに残っており、まだまだ気になるのだが、ポロシャツ、チノパン、と来て今まで着たことのないタイプの服を着てみる、というチャレンジはまだ続くのであった。大人だからさりげなく着こなせるように。

しかしとっくりセーターが本当に似合うのはTom Verlaineのように「白鳥のように美しい首」を持っている人なのではないのかなあ、とぼんやり思うが、私もまあ頑張る所存である。今も着ていてちょっといずい(仙台弁)であるが。

LCD Soundsystemのアルバムを聴く。最初聴いた時はこのデビューアルバムには違和感を覚えたものであるが、落ち着いて今聴いてみると、結構すんなり入り込めるのに驚く。おそらくボーナスディスクにも収録されている最初の3枚のシングルのダンシーな感じがあまりにも強烈すぎてちょっとアルバムのロックンロール色の濃さ、そしてイケイケ具合に抵抗を感じたのであろうが、今聴くと、とても優れた、エレクトロニクスを用いた歌モノロックンロール、として楽しめるのであった。何気にメロディのセンスが凄く良いと思うし、ギターの使い方が間違いない。さすがは元Six Finger Satelliteのローディーである、って理由になってないが。さらに加えて言うならば、シングルのB面で披露するカヴァーも素晴らしく、この間はSiouxsie And The Bansheesのカヴァーまでやっていて大いに感動したのであった。まあ、ちょっと音の感じはミックスのせいか若干違和感が残るが、このアルバム、じっくり聴けば聴くほど底知れぬ暴力的な何かが渦巻いているようで、そこら辺に惹かれているのかも知れない、気のせいですか・・・。Lcd Soundsystem (Dig)