Woman Is The Nigger Of The World

もうさ、あまり日頃の楽しみがないからまたお料理の話なのよ。またかよ、とお思いの方々には申し訳ないのだが、またなのである。

と妙に強気で始めてみたが、まあ、別に何ら深い意味はない。昨夜はカルボナーラを作ったのである。いまだに料理本を見ないと作れない体たらくではあるが、まあ、得意料理の1つ、と断言しても良いかと思う。

とか言っておきながら、今まで所謂「濃厚卵ソース」を作る際に、チーズは粉チーズを使用していたのであった。よって完成品はとても美味しいのだが、「濃厚粉チーズ味」とでも形容できるような、そういう味だったわけである。

まあ、パルメザンチーズであるからとくに支障はないわけであるが、例えば料理本を見ると「パルメザンチーズ(すりおろして)大さじ5はい」とか書いてあるわけで悔しく思っていた次第である。

それが東京の河童橋でチーズおろし機、なるものを購入してしまったお陰で風向きは変わった。ちなみに何故買ったかと問われればカルボナーラのことが頭にあったのは勿論であるが、激安だったからである。

最初はチーズなら良いんだべー、とか馬鹿なことを言って間違えてゴーダチーズを摩り下ろそうとトライしてしまって、もうそれはそれは大変なことになってしまったのであった。要はどうなったかと言うと、チーズが粘っこいのでチーズおろし機に粘ってしまったのであった。

その(阿呆な)経験を生かして今回はちゃんとパルメザンチーズを摩り下ろしてみた。たまたま「チーズフェア」だかなんだか知らないが、激安でチーズをゲットできたのが大きな要因ではある。

摩り下ろすと、まるでヨーグルトについてくる砂糖のようにサラサラと白いチーズの粉末が落ちてきて、濃厚なチーズの匂いが広がったのであった。もうこの時点で大興奮であった。
当然ながら結果として出来上がったカルボナーラはかつてないほどの絶品で、もう文句なし、であった。

という経験をしてしまうと、美味しくてよかったー、という思いと共に、もう後には戻れないな・・・、という「来るとこまで来てしまった感」が湧き上がってきてしまうのであった。こうなってくると、パスタ用の深胴の鍋が欲しいな・・・、とかなってきてしまうので、気をつけていきたいところである。

John & Yoko / Plastic Ono Band / Elephant's Memoryの「Sometime In New York City」を聴く。ボートラつきで再発なったので聴いてみた。まともにJohn Lennonのアルバムを聴くは多分初めてである。このアルバムは柔らかなメロディやら大らかなアレンジやらのロックンロールに載せて当時の世相を反映しまくった歌詞が歌われる(曲もある)、かなりポリティカルなアルバムである。しかもメッセージはかなりストレート。今時のガキでもこんな真っ直ぐにぶち上げたりしないのではないか、と思わせられるほどの真っ直ぐぶりである。それが良くないか、と言えばそんなことはない、というか寧ろこうでなければ!という気持ちになってくるのであった。YokoさんのヴォーカルもJohnさん同じくらいの割合で登場し、意外に可愛いヴォーカルも聴けて面白い(15分にわたる「Don't Worry Kyoko」は流石に新しい楽器たる彼女のヴォイスがきっついが)。またボートラも「Listen, The Snow Is Falling」というある意味有名曲、そして「Happy Xmas ( War Is Over )」なわけであるから、シーズン的にもばっちりである。本当に格好良いなー、と思いつつしかしそれにしてもやっと私はThe Beatles関連の方々に辿り着いたのであった。まあ、多くの方々にとっては今更なのだろうけれども。