Rim Tapper

そういえば、以前も話題にしたが、いまだにチョイワルオヤジ、って奴が気になる。

まだそんなチョイワルだなんだ、と言えるようなご身分でもなければ、年齢でもなく、且つそんなこと言える経済状況も持ち合わせていないわけであるが、(って別に私がなろうとしているわけではないので悪しからず。何か誤解されそうな感じだな。)やはり世の中的に本気でそうなろうとしている方々もいらっしゃるようである。結構街中でも、何かなー、というようなおっちゃんを見かけたりするが、本当にセンスのない状態だと、単なるチンピラのようにしか見えず、そうなるとワル、とかチョイワル、とかそういった範疇を超えて、最早単なる悪人、とかそういう異ジャンルに突入しているようである、少なくと外見的に。

しかし、こないだそのチョイワル雑誌の広告を見ていたら、「チョイワルオヤジは大きいバッグを持つ」だかなんだか、そういうことが書いてあって、嗚呼私もチョイワルオヤジだな、その側面では・・・、と感慨深くなったものである(って別に私がなろうとしているわけではないので悪しからず。何か誤解されそうな感じだな。)

まあ、私の持っているバッグは30cm四方以上のものが入らないと不測の事態に対処できないことが多いので、自然とそうなってしまうわけである。チョイワルではなく、この理由は寧ろ極悪である。否、極道か。

しかも結構その30cm四方バッグは形がしっかりしてないと困るのだよなあ、とまだまだ極道な話が続けられるが、The Arco Flute Foundationの「Everything After Everything After The Bomb Is Sci-Fi」を聴く。全く素性を知らない方々の音源を聴くのも久々であるが、これはとんでもなく久々に興奮。基本はギターベースドラムスによるインプロヴィゼーションを編集したと思しきものなのだが、ドローン状態の上で爪弾かれるアルペジオ、そして絶妙に、本当に絶妙に切り込んでくるドラムス、そして叙情的なコード展開、と気の抜けぬ展開で日曜の昼下がりに聴くにはもってこい、だかどうだかは責任持てないが少なくとも私は超エンジョイしているのである。靄の中で向こうから一筋の光が見えるような瞬間が連続しているような、そういう感動的な音楽である。Mogwaiがデビューしてから今みたいな方向じゃなくて、もっと素朴でスリリングな方向に向かっていたらこうなったかもなあ、と思ったりもしたのであった。っつーか本当にこのドラムスの臨機応変具合は素晴らしすぎて泣ける。