Change The Beat

3月25日(土)にL'enferで「永久音楽激情Vol. 3」開催決定!詳細はまた後日。このイヴェントをやるために毎年生きてます。と言っても過言ですが、それくらいの意気込みで。

↑カモンエヴリバディ。

しかし、1つの事象の解釈について、「え、なんでそこまで違うの?」と驚くことが多々ある、最近。

多分、その人の頭の中ではその事象にまつわる揺るぎないストーリーが出来上がっていて、それの中の登場人物たる人間に対して自分のストーリーに基づいてあーだこーだ言っている、ということなのだろう。

そしてそのストーリーはいつでも自分に都合が良いようにできているのだから困る。そういう風に解釈ができる、というかストーリーが作り上げられる、というのは何て幸せな人なのだろうか、と常々思うのであった。めでてえな。

と何かたまに思い出すと腹立ってきたりするのであった。まあ、別にここでどうこう言ったところでめでてえ人間はめでてえまま歳取って死んでいくだけだから関係ないのだが。

何故荒れているのだろうか、無駄に。「Celluloid Years」なんて聴いているからだろうか。タイトル通りCelluloidレーベルのヒップホップ音源をコンパイルしたCD2枚組みである。Futura 2000がThe Clashと一緒にやっているナンバーや、Time Zone、Manu Dibango、Fab Five Freddy、Grandmixer D.ST、The Last Poetsなど強烈な面子が続々出てくる優れたコンピである。当初Celluloidのコンピ、と聴いた時にはMaterialとかThe Golden Palominosとかか、と早とちりしたものだが、そうではなかったのでちょっと肩透かしだったのだが、この80年代初頭のエレクトロ節ばっきばきのヒップホップトラックの連続には嫌でも盛り上がらざるを得ない。正直、単調なビートの繰り返しで冗長だなあ、と思えるトラックもあるのだがTime Zoneなどビシっと背筋が伸びるような曲ばかりでかなり燃える。流石バム先生、ということか。私は熱心なヒップホップのリスナーとは全く言えないのであるが、こういう時代のこういう音楽はとても楽しく聴けるのである。結構おっそいブレイクビーツナンバーなど逆に非常に今新鮮に響いたりして、当然ながら昔の音源のコンピではあるのだが、決して懐古的な気分にさせられることはない。それにしてもここで聴ける叩きつけられるようなドラムの音はなんて格好良いことか。