Because The Night

(13日に書いたのを14日にアップしております)

9月21日(日)にいつもお世話になっている中古CD店Love Recordsさんで1日店長を、去年に引き続き今年もやることが決定しました。皆さん、是非こぞってお買い物にいらしてください!!

なんかこう、インターネットでレコード買ったりすると、とくに新譜とかの場合、うわ外した、ということが結構私の場合多い。

最近はサイトで試聴ができたりとかするのだけれども、私の貧弱なネット環境ではそれも難しく、コメントとレーベルその他の外部情報から総合的に判断して購入することが多い。そうなると、あららそんなに推すようなものかしら、おやあこれってそんなに今年の夏を代表するアンセム?えー全然よくないじゃん、とかなってしまって哀しみに暮れることがある。というかありすぎる。

だってネット上でのレコ屋のコメントって皆「!」が多用されていて、強気なコメントが多いのですもの。そりゃあPC画面に向っている私も、何らかのビッグバンを求めてボタンをクリックしてカード情報とか入力してしまう、ってもんである。

まあ、店は店で売らなければならないから、良いところを見つけてガンガンに推すわけである。でもなあ・・・、とかそういう我儘なことを書いていてはっと気づいた。思えば私も10年近く前にはバイト先の輸入盤店で同じようなことをやっていたではないか・・・。かなり強気のコメントでガンガンやっていたではないか・・・。

因果応報、というものである。ということで皆様、ネット上でお買い物する時のみならず、店頭でもコメントを100%信じてはいけませんよ、みたいな感じで因果応報か・・・、と半ば項垂れながらまとめてみる。

でも、お店に通ってると、その書いてる人のコメントが本気か手抜きか、とか段々わかってくるものなのよね、とか思う。でも、今では手書きコメントのレコ屋なぞ数えるほどしかないのかも知れないなあ。寂しい時代じゃ。とのすたる爺になりつつPatti Smith「Land」を聴く。突如朝起きたら彼女の暗い美声が聴きたくなったのだ。これは2枚組のコンピで代表曲セレクションの1枚とレアトラックの1枚からなる2枚組である。そう、今回聴いたら声が凄く染みた。なんか歌っている時の口の形が思い浮かべられるようなんだなあ、彼女の歌い方って。それが凄く今日は染みたのである。代表曲(とは言えあれが入ってない、これが入ってない、とかいうのは勿論あるのだけれども)だらけということもあって、あーこれは本当に良い曲だなあ、とか言っているとあっという間に終わってしまう。この時点での新曲がPrinceの「When Doves Cry」のカヴァーで、これがまた原曲のぬめっとしたところをそのままに結構ストレートにカヴァーしていて、面白い。でもこうしてシンプルな構成の曲ばかりなのに凄く印象的な楽曲ばかりって、本当にロックンロールって色々色目を使って変なことしなくても十分に面白いんだなあ、ということを痛感させられたりする。なんか胸を締め付けるような哀感を湛えた曲やら、拳を握りたくなる力強い曲、大荒れなヴォーカルが強烈な曲、などなど多彩な表情を見せているのだが、やはり今日は彼女の声でビシッとまとまっているような印象を覚えたのであった。

えっとああだこうだ言うのも下らなくなるくらい名曲そろい、ってことだけ言っておきたいところです。何か上手く言葉が出てこないですね、このコンピに関しては。