Ich Komme Davon

9月21日(日)にいつもお世話になっている中古CD店Love Recordsさんで1日店長を、去年に引き続き今年もやることが決定しました。皆さん、是非こぞってお買い物にいらしてください!!

ところで今朝車に乗り込もうとしたら、後輪の辺りにでっかい蜘蛛が蜘蛛の巣を張っていた。その蜘蛛の大きさたるや目を見張らんばかりで、The Cureの「Lullaby」のPVでロバスミを食おうとしていた蜘蛛の大きさくらいであった(分かりにくい喩えで申し訳ない)。

まあ、そのままにして疾走して職場に着いたらいなかったのだが、最近我が家の周りは、まあ今に始まったことではないが、むしむし天国である。これってパグスの曲名だったっけ・・・(またしても分かりにくい喩えで)?

家の中でも昨日は大小さまざまな虫を沢山キャッチアンドリリースした。別にこれは無害であったから良い。しかし、しかしだ!先月から私が愛情を持って水をやってその生長を見守っていたバジルがあろうことか虫に食われてほぼ葉っぱが壊滅状態になってしまった。人間様が6,7枚ほど食べて、その残りを食う前に虫けらの野郎に食われてしまったのである。これは許せない。ので、バジルの葉っぱの残骸を全てむしり、そこにいた虫けらどもを全て粛清したのであった。

ということでまたバジルに関してはゼロからのスタートになってしまったので、非常にイラついている。最近の不機嫌の原因は全ておそらくこの虫けら野郎共のせいである。もう私に噛み付いて今に至るまでの皮膚病で苦しめている山の蚊と、我がバジルを食い荒らしやがった虫けら共は皆殲滅してやりたい今日この頃である。絶対に殺ってやる!

大荒れだからEinsturzende Neubautenの「The Jewels」を聴く!虫けら共め、という憎しみをこめつつ聴く!これは彼等がネット上で展開しているサポーターシステム特典用に作られた楽曲をコンパイルしたアルバムである。ので、通常のアルバムとは成り立ちが大きく異なっている。何でも曲の作り方は一種ゲームのような、カードを用いたものだったようだし、何よりもここに収められた楽曲は全て短い。1曲だけ6分代の曲があるが残りは全て3分前後(2分を切る曲まで)、という短さである。加えてトレードマークのメタルノイズ、というか工業ノイズ(まあ近作では大分影を潜めてはいたのだが)は聴かれず、もっとシンプルなアレンジで結構淡々とやっている感じである。それが物足りないか、と言うとそんなことは全くなく、逆に近年のEinsturzende Neubautenというバンドのあり方をはっきりと提示しているような楽曲ばかりで凄く面白い。何だか不穏だし、色々な細かい音は入ってきているものの、実にシンプルでコンパクトにまとまっているのである。ベテランならではの落ち着きまで感じることができるのだけれども、それでもここに収められたアイディアは途方もない。つまりまだまだ転がり続ける、実験を続けるベテラン達の姿を上手いこと切り取ったドキュメント作品と言えるであろう。いまだに初期の金属ノイズぶちまけ+咆哮、というイメージが付きまとうわけであるが、そんなイメージをするりとかわしながら、意外に飄々と活動していく頼もしい姿に感服。ちなみに40分くらいの映像も付いてきているので後で見ようと思う。